《アジサイの育て方》
里親さんへ
あなたのアジサイは元気ですか?
花の時期だけでなく、ちょっと寄り道をして
声をかけてあげましょう。
① 雑草やつたが巻きついていませんか?
ススキやセイタカアワダチソウの根っこが
アジサイの成長を妨げています。
出来るだけ根っこから取り除くようにしましょう。
② 水を欲しがっていませんか?
毎日やる必要はありません。
日中の暑さでしおれかけていても
あくる朝には、元気になっているようなら
大丈夫です。朝にしおれていればたっぷりあげてください。
③ 葉っぱが黒くなったり白くなったりしていませんか?
「うどんこ病」「斑点病」などが多い病気です。
ベノビル剤を早めに散布しましょう。
夏にハダニがつくこともあります。見つけ次第
殺ダニ剤を。
④ 枯れた花をそのままにしていませんか?
花後の剪定をしましょう。(遅くても7月末までに)
《あじさいの挿し木》
こぼれび通りのアジサイは、地域に咲くアジサイの挿し木、
阪大から頂いた苗、私の実家’(丹波)で挿し木したものです。
《挿し木のしかた》
子どもでも簡単にできる方法として
ペットボトルを使った挿し木を紹介します。
① 5,6月に新梢を採取し、上図のように切り
水揚げした後、鹿沼土に挿す。
② 植木鉢はペットボトルを利用しました。
半分に切った底の方に水を入れ、水揚げに使います。
その間に、頭の方の口の部分に網かミズゴケを敷き、
土を入れます。水揚げに使った水を、たっぷり加え
③アジサイを挿します。
④明るい日陰で土が乾かないように水をやります。
この方法だと、ベランダを汚さず、
しばらく留守をするときでもOK。
ただし、カバーに水がたまりすぎると
根ぐされを起こすかもしれません。
⑤ 1ヶ月くらいで根がつきます。
根がつくまでは、ぐらぐらさせないように。
夏のベランダは、高温になります。
涼しい日陰に置きましょう。
途中、葉が落ちて「あ~、枯れてしまった」と
がっかりすることがありますが、枯れた枝から
芽がでてくることもあります。
引っ張っても抜けないときは、大丈夫です。
⑥ 秋(11月頃~)こぼれび通りに移植します。
剪定のしかた
花後の剪定は、遅くとも7月末くらいまでには行いましょう。
それより遅くなると、花芽が出来にくくなります。
花が咲き終わった枝の上部3分の1まで切り詰めます。
花が咲かなかった枝は、翌年の花芽がつく可能性が高いので
なるべく残します。
大型になった物をコンパクトにする場合は
節の上であればかなり低い位置で切ってもいいですが、
翌年は花が咲かないことが多く、
小さくする場合は、株全体を小さくするといいでしょう。